『MOBIO-Café Meeting』最優秀参加者の声
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『MOBIO-Cafe-Meeting』が、私の世界を広げてくれた
関西ラボラトリー株式会社 上田 隆夫 氏
会社名 | 関西ラボラトリー株式会社 |
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住所 | 〒580-0006 大阪府松原市大堀1-5-8 |
電話番号 | 072-330-2506 |
代表者名 | 代表取締役 源中 修一 |
設立 | 1999年(平成11年) |
事業内容 | 商品検査(物性試験、性能試験)に関する業務 ・強度特性試験、形状変化試験、堅牢度試験 ・耐光堅牢度試験 ・帯電性試験 |
既存の枠から飛び出すために参加
耐候(光)性試験をはじめとした商品性能評価および消費科学的評価を行う専門家集団として、さまざまな素材や製品の試験・検査や分析に携わる関西ラボラトリー株式会社。今回、最多ポイントを獲得してMVPを受賞した上田隆夫氏は、新規得意先の開拓などを担当する営業部長だ。
「MVPに選んでいただいて光栄です。気がついたら36ポイント。本当に嬉しいです」
そんな上田氏が『MOBIO-Cafe-Meeting』に参加したのは、MOBIOスタッフの誘いがきっかけだった。
「新規得意先獲得の一環になればと思いました。特にカラー樹脂関係の会社などに出会えれば、当社の耐候(光)性試験などのご依頼をいただけるのでは、と。しかし今となっては、新規顧客獲得という目的だけがゴールじゃないんですよ」
確かに、関西ラボラトリーの得意先となる業界の発表者や参加者は少ない。それでも継続して参加する理由とは何だろうか。
「私には、ファブリックや『いとへん』業界から飛び出す、というミッションがありまして。参加を重ねるうちに、私が想像する枠を超えた関西ラボラトリーのニーズを見つけられるような気がしたんです。試験や検査って、あらゆるジャンルの業界やあらゆる製造段階で行われていることだ、と改めて気づいたんです」
20秒の自己紹介が勝負
『MOBIO-Cafe-Meeting』を通じて、得意先候補になりやすい樹脂関係の会社にも出会えたと語る上田氏。それ以外にも未知の業界や企業、発見につながる、真の『新しい出会い』に巡り会えているという。
「例えば、耐候(光)性耐光試験が金属業界にも存在することを知ったのは『MOBIO-Cafe-Meeting』の場でした。このように、常に新しい出会いや発見があります。発表者だけじゃなく、参加者の皆さんにも目を配り、発表会後の懇親会で名刺交換とお話をするようにしています」
懇親会では、できるだけ初めて会う参加者に積極的に声を掛けるようにしている。
「初めて参加される方は、懇親会の最初の自己紹介がポイントだと思いますよ。私はこの自己紹介タイムを大切にしています。いつも『関西ラボラトリーの上田です。試験場をやってます。耐候性試験を担当しています。1年後の製品の劣化が2~3日でわかります。』と自己紹介しているんですよ。20秒ほどで簡潔にどんな仕事をしているかを伝えれば、懇親会が始まってから話しかけてもらいやすくなります。自己紹介は長すぎないのがポイントですよ(笑)」
何回か参加するうちに、『耐候性試験をする会社の方ですよね?』と声を掛けてくれる参加者も増えた。
「1年間『MOBIO-Cafe-Meeting』に参加して、10社以上の企業様からお仕事のお声掛けをいただき、実際にお取引が始まった企業様もあります。着実にネットワークが広がり、ようやく少しずつ成果が出始めています」
『井の中の蛙』から飛び出せる場
見て、聞いて、帰るだけでは『MOBIO-Cafe-Meeting』の良さは分からないと語る上田氏。コミュニケーションすることで、初めて見えてくるものがあるという。
「自分の会社に関する新しい発見がここにあると思います。『今日の発表はジャンルが違うから行かない』ではダメ。実はジャンルが異なる方が面白い。異なるジャンルの人と交流できるのは、このイベントの醍醐味なんですから。『井の中の蛙』では、どうしようもないですよ」
これから『MOBIO-Cafe-Meeting』の参加を検討している人に、メッセージをお願いした。
「重要なのは懇親会と20秒の自己紹介。最初の一歩目だけ少し勇気がいるかもしれませんが、もし不安ならぜひ私に話しかけてください。しっかりお話しさせていただきますよ(笑)」
最後に、今後の抱負を話していただいた。
「おかげさまで、『MOBIO-Cafe-Meeting』を通じて多くの知り合いができました。これまで通りネットワークを広げながら、それをビジネスという形にする取り組みも意識したいですね。もちろん今年もたくさん参加しますよ」
取材日:2014年1月23日(木) ライター:中直照((株)ショートカプチーノ)