事業内容
(株)マキシンコーは、独自のギア伝達技術が社会の見えない部分を縁の下の力持ちとして確実に支えます。 すべての製品には、基本設計思想(安全、堅牢、高効率、高精度)とマキシンコーのスタッフの熱い想いが込められています。 マキシンコーの製品は、社会のあらゆるシーンで、今日も休まず活躍しています。
製品・技術の紹介
舞台装置からロケット発射台まで
マキシンコー:ギアテクノロジーで社会をサポート
動力を安全・自在に操るために。
半世紀の歴史で培われたマキシンコーのギアテクノロジーは、 独自に構築された強固な組織力・仕組みにより研ぎ澄まされてきました。
時代のニーズに合ったギア作動機器を次々と開発し、新市場に送り出しています。
■最先端ハイテク産業
•IT関連製品製造装置
•パラボラアンテナ
■モノづくり産業
•包装機械の位置決め
•食品の撹拌装置
■社会インフラ基盤
•食品の撹拌装置舞台装置、ホームエレベーター
•医療機器(MRIなど)
ウォーム減速機
ウォーム減速機は、マキシンコーのロングセラー製品です。独自のギア技術を絶妙に組み合わせ、従前からのウォーム減速機の伝達効率を10%以上アップさせた新シリーズを立ち上げるなど、低騒音、特定ニーズに合わせた特殊潤滑油やギア材質の共同開発も含め、顧客様ニーズに応える次世代型を次々に開発しています。
ジャッキ
ウォーム減速機で培った技術を継承し、顧客様の要求に応じられるよう全ストローク別に取り揃えています。スクリューシャフトにはセルフロック機能を持つ台形ねじと保持力はないバックラッシの小さいボールねじがあり、用途によって選択できます。スラスト荷重に耐えられる円錐コロ軸受を採用し、理想的な軸受け構造となっています。
遊星減速機
長年の経験と最新の技術力をもって作り出した遊星減速機です。それぞれのギアのかみ合せ精度を向上させたことにより、静かで、動力、スピード、位置制御を高精度に行うことができます。複数の遊星ギアが動力を多分岐して伝達するため、コンパクトで高トルクが得られます。従前より適用フィールドを拡大することができる高剛性を特徴とする同心軸式減速機です。
ロータリー・ストッカー(縦型回転式自動棚)
省スペース保管、スピード・ピッキング
●ロータリーストッカーのメリット
スマートな材料・部品のピッキングが可能になります。
入出庫時間の短縮に
保管スペース節約に
在庫削減に
工場の整備整頓に
●幅広い分野で使用可能
目的に応じた仕様(標準、ステンレス他)で製造可能で、しかも積載荷重のバリエーション豊富です。
キーワード
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減速機やジャッキの特注を短納期対応し産業を下支え
業務内容:回転寿司からロケットまで幅広く
モーターの回転速度を減速して必要トルクへ増大するウォーム減速機や、モーターの回転運動を直線運動に変換するスクリュジャッキ、ギアモータなどが主力。そのほか、ロータリーストッカー(縦型回転式自動棚)などマテリアルハンドリング製品も製造している。牧村順二社長は「主力の減速機やジャッキは機械要素部品のため用途が幅広いのが特徴」と語る。一般産業機械はもちろん、身近なところでは回転寿司のコンベア、壮大なところでは人工衛星打上げ用ロケットの搬送装置やパラボナアンテナ駆動部で使用されている。
強み:豊富な標準在庫メンテナンスサービスでも定評
シリーズ化によって豊富な標準在庫をそろえ、ウォーム減速機だけでも3万6000点と競合他社を圧倒する。特にユーザーの間で評価されているのは、メンテナンスサービス力と、売上高の80-90%を占める特注品への対応力。軸の長さや穴位置など細部設計に対応しながら短納期で納入する。台風で水没した設備を稼動させるためにすぐ減速機が欲しいという顧客に、仕掛り部品を駆使して社員が特注減速機を完成させ、翌日納品したこともある。牧村社長は「顧客に喜んでもらえたことが今でも記憶に残っている」と笑顔を見せる。
開発力:減速機の可能性をとことん追求する開発
設計レイアウトが容易で、コンパクトな機構で大きな減速比が得られるなどメリットが多いウォーム減速機だが、これまでは弱点として伝達効率の低さがあった。そこでウォーム部の材料を特殊アルミ青銅から高力黄銅に変更し、精密加工によって面粗度を向上。伝達効率を従来比10%高めたシリーズを展開している。また、顧客の機械設計を短縮するニーズに対応するため、モーターと一体化したギアードモーターも展開中。その一方で、自社における開発期間の短縮と精密化を目的に、大学との強度計算ソフトの共同開発に着手するなど、常に活発な開発が進んでいる。
今後の展望:超軽量型ウォーム減速機で市場を切り開く
約10年をかけて開発した超軽量型ウォーム減速機を平成27年12月に発売した。ケーシングを鋳鉄からアルミダイカストに変更。芯間50mmサイズの場合、1個10㎏だった減速機は半分の5㎏となった。牧村社長は「長らくユーザーから製品化要請が続いていた」という超軽量型を市場投入することで、多くの顧客にメリットが生まれると見ている。例えば舞台装置。多ければ200個が天井部に設置される緞帳(どんちょう)用減速機の重量が半減すれば構造設計が楽になる。また車載機器の軽量化など潜在ニーズは極めて多い。
当社の歴史
歯車販売を祖業とし、歯車製造、歯車を組み合わせたウォーム減速機へと事業を発展させてきました。また、その後はウォームギアの技術を活かしてスクリュジャッキやベベルギアボックス、自動収納棚などマテリアルハンドリングを開発して参入し、バランスを取りながら社業範囲を拡大しています。
ウォーム減速機で豊富な標準在庫をそろえるだけでなく、小ロット・短納期の特注品対応を得意としています。
主な事業内容
各種変減速機、スクリュジャッキ、物流機器などの製造・販売
主な取引先(納入先)
伝導機器・機械工具商社、建設機械メーカー、製鉄用製造設備メーカー、舞台装置メーカー、工作機械メーカー
企業概要
- 企業名
- 株式会社マキシンコー
- 住所
- 〒542-0012 大阪府大阪市中央区谷町7-3-4-206
- 代表者
- 牧村 高太郎
- 創業年/設立年
- 1940年 / 1963年
- 電話番号
- 06-6763-2101
- FAX番号
- 06-6763-2100
- 企業HP
社長インタビュー記事 (2013年)(https://www.m-osaka.com/jp/special/000104.html)
- 資本金
- 276,700,000円
- 受賞歴
- 大阪ものづくり優良企業賞(平成27年度)
特許取得、ISO9001認証取得