「削れないものはない!」をモットーに技術開発へ挑戦
創業82年目を迎える金属切削、樹脂成型の加工及びアセンブリメーカー。 関西を中心に国内に3拠点、海外では中国に1拠点を有し、主に油圧・空圧継⼿部品、油圧機器部品、バッテリ-部品、自動車部品、超精密加工部品等の加工を得意とし、最新鋭設備から自社製専用機まで合わせると500台以上という業界屈指の機械保有台数を誇る。また、加工のみならず、金属と金属、金属とプラスチックのアセンブリまでを社内で一貫して行う。
創業80年以上にわたって長年培ってきたノウハウと高い技術の集積により、加工のプロ集団として『伊藤金属に削れないものはない!!』をモットーに、他社との差別化を図っている。今後は、大阪・奈良・兵庫の3工場の連携プレ-で医療業界や、エネルギ-業界への進出も視野に入れ、新たな技術開発への挑戦を続けていく。
難削材や超精密部品の加工はおまかせ
上場会社との直接取引が多い中で、金属切削加工では、量産にフィットする6軸自動盤と複合加工を可能にするNC旋盤で、製品の特性や用途に合う加工技術を日々研究し、お客様にベストな加工方法を提案。中でもステンレス等の難削材や、ミクロン単位の超精密部品の加工を得意としている。
また、 樹脂成型部門も有し、金属部品とのアセンブリの部品だけでも月産120万個組立しており、製品の中にはシェアが95%近くに及ぶものも。それらの技術を支えるのは、昭和30年代に設けた生産技術部門であり、高生産性、高品質を実現すべく、生産設備・検査設備・組立設備等を自社にて開発・設計・製作をおこなっている。
一歩先を行く技術力で、最適な方法を提案
ミクロンオーダーを可能にする加工技術とお客様に最適加工方法を常に模索し、提案できる力を有している。加工技術は各種勉強会への参加や社内研修で培われ、伝承されている。生産技術力は、刃物研磨技術や設備設計開発など、常に進取の精神で一歩先をいく技術力を身に着けており、工場間で常に技術交流をしながら日々切磋琢磨している。
また、注文のあった商品を高品質かつ迅速・確実に納品できるよう各部門にスペシャリストを配置、顕微鏡による外観検査や三次元測定機・ラウンドテスト等による品質管理に取り組み、品質保証部門ではISO9001:2000も取得するなど、徹底した生産管理に取り組んでいる。同社では、次々と生み出されるテクノロジーに対応すべく、他社の追随を許さない体制づくりに努めている。
3世代培った技術を基盤に時代のニーズに応える
1935年に松下電器産業(現パナソニック)の協力工場として発足。民生用のボリュームシャフトや自転車のライト等の部品の生産から始め、その後、自動車、半導体、携帯電話等時代の流れとともに、部品の用途も、顧客も拡大し、現社長で3代目となる。
現在は、切削加工、樹脂成型加工を主に事業活動を行っているが、加工のみならずその周辺技術を積極的に取り入れるべく活動している。また、5年後、10年後を見据え、IOTやAIを活用した工程管理やロボットの活用で、日本の製造メーカーのリーディングカンバニーを目指していく。
株式会社伊藤金属製作所
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代表取締役社長川崎 恭子
- 住所/大阪市東住吉区山坂1丁目7番2号
- TEL/06-6628-2421
- FAX/06-6628-5333
- 創業/昭和10年1月
- 設立/昭和25年7月
- 資本金/4,752 万円
- 従業員/244人
- HPアドレス/http://www.itoh-kinzoku.co.jp/