事業内容
(株)ヤマナカゴーキンは、独自のシステムで鍛造品の全く新しい工法開発に目を向け、高精度・高付加価値製品を短期間・低コストでの実現をお手伝いします。金型技術を基盤に世界戦略を展開する独創的な技術開発型企業としてトップを目指します。
製品・技術の紹介
塑性加工用金型および塑性加工製品
独自のシステムで鍛造の新工法開発、高精度化を実現する
金型技術を進化させる
これまでの鍛造技術が成し得なかった未到領域に挑み、その最先端を創るのが、ヤマナカの超精密鍛造技術です。
ヤマナカは業界のパイオニアとして、金型材料技術や工法開発の設計技術および金型の製作技術の革新に取り組み金型メーカーの枠を超えた高い専門性を発揮している。
他には真似のできない特殊技術で金型を進化させます。
ヤマナカは物造りのメーカーである前に、人づくりが何よりも大切な企業の使命と考えています。
強い企業とは会社規模の大小ではなく、自己の成長を目指し日々挑戦する社員がたくさんいる会社と考えております。
DEFORM
当社が輸入総代理店をしているDEFORMは米国SFTC社開発の、三次元対応FEシミュレーターです。数多いユーザーに証明され長い歴史を誇る、塑性加工専門シミュレーターソフトです。
使いやすい強力なユーザーインターフェイス、豊かな環境条件設定、早い開発サイクルという特徴を兼ね揃え、簡単なスタンダード解析から、複雑なレベルの高い解析までを可能として世界各地で幅広く活用されています。
油圧を用いない閉塞鍛造装置の開発
鍛造成形工法の中で複雑な機構を用い、高精度且つ高付加価値の製品を生産する手法の一つに閉塞鍛造がある。
従来は油圧機構を備えたプレス、または油圧装置を用いたダイセットであったが高価で生産性が低かった。
当社はメカ式の閉塞装置を開発し安価で生産速度が高く、取り扱いも一般ダイセットと同様とすることが可能となった。
またこの装置は特別な設備がなくてもメカ式のプレスに装着出来、更にプレス側の精度に因らずに高精度な鍛造品を生産することが可能である。
計測ソリューションとして斬新なモニタリングシステムを提案します。
センサとなるピエゾ素子をボルト内部に埋設した、ボルト型ピエゾセンサ「ピエゾボルト」により、荷重変動や振動を高精度に測定します。
「ピエゾボルト」は業界初のボルト型センサで、次の特徴を持ちます。
1)センサとなるピエゾ素子をボルト内部に埋設し、高い応答性を実現します
2)ピエゾボルトは標準規格のボルトと置き換えて設置が可能です
3)センサを金属で保護しているため耐久性や耐衝撃性に優れています
4)ディベロッパーセンシスと組み合わせることにより、加工工程における異常や不具合検知といったプロセス評価を支援します
測定データと、異常や不具合の関係をモニタリングすることにより、金型等の「寿命」や「加工不良」を把握することができ、この対策をとることが可能となります。
キーワード
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コンサルからシミュレーションまで行う提案型金型メーカー
国内トップクラスのシェアを誇る冷間鍛造用金型
金型製造は、発注元からの図面を待って製作をスタートするという性質上、いわゆる「受け身型」の企業が多いと言われる。そんななか『提案型』の金型メーカーとして注目を集めているのがヤマナカゴーキンだ。
同社が扱うのは、主に自動車のミッションやエンジン等の基幹部品を成形する際に使用する金型。取引先には、世界的に名前の知られた自動車メーカーが数多く並び、そうした企業への自動車部品金型の設計・製造・販売が主力事業となっている。強みは、創業以来蓄積してきた精密鍛造の技術ノウハウ。特に、常温のまま金属に圧力をかけて超精密な加工を実現する冷間鍛造用金型においては、国内トップクラスのシェアを誇っている。
解析ソフトでスピーディーに
同社が自動車業界という変化の激しい世界にありながら、長年にわたり支持を集めている理由は、高い技術力だけではない。コンサルティングから塑性後のシミュレーションまで一貫して行う提案型の独自ビジネスモデルを採用していることも大きな要因の一つだ。
「キーワードは『一発良品』。メーカー側から作りたい製品や要望をヒアリングし、最適な工程を立案します。さらに『DEFORM』という塑性加工専用の解析ソフトで事前にシミュレーションしたうえで、高精度の大型プレス機器で試し打ちを行い、低コストでスピーディな納品を可能にしているんです」と山中敏樹社長。
ただ金型を作るのではなく、付加価値的なサービスを充実させることで、これまでの常識を打ち破るオンリーワンのシステムを実現させた。
また同社では、解析ソフト『DEFORM』の販売・サポートも行っている。豊富なデータベースを活かして金型の寿命予測ができる研究も進めており、導入企業のメリットも大きい。
「エルダー制度」で共に成長
平成13年に創業者から世代交代を行い、山中氏が社長のポストに就任した。以降、「企業は人なり」をモットーに、人材育成に関しても様々な取り組みを行っている。
例えば「エルダー制度」は、新人社員に対して、入社5~6年目の先輩社員が、マンツーマンで指導・教育を行うもの。新人社員の技能習得はもちろんだが、先輩社員にとっても、自己啓発の貴重な機会となり、双方にとって大きなメリットがあるという。
「企業規模や収益性等の目に見える範囲だけでなく、自主的に成長し、チャレンジ精神と実行力のある社員がどれだけいるかが、強い企業の用件だと考えています」と言う社長。確かな技術とシステムに裏打ちされた同社の目下の目標は「人づくり」。
顧客のことを真剣に考え、創造力を発揮できる人材が、順調に育ちつつあるようだ。
主な事業内容
各種金型の設計・製造・販売、鍛造解析シミュレーションソフトの販売・技術サポート 等
企業概要
- 企業名
- 株式会社ヤマナカゴーキン
- 住所
- 〒578-0901 大阪府東大阪市加納4-4-24
- 代表者
- 山中 雅仁
- 創業年/設立年
- 1961年 / 1966年
- 電話番号
- 072-962-0676
- FAX番号
- 072-960-2545
- 企業HP
http://www.yamanaka-eng.co.jp/
社長インタビュー記事(https://www.m-osaka.com/jp/special/000113.html)
バーチャル工場見学(https://www.yamanaka-eng.co.jp/virtual.php)
- 資本金
- 85,000,000円
- 受賞歴
- 元気なモノ作り中小企業300社(平成18年度)
特許取得、ISO9001認証取得