KATADORI 語ろうやDREAM
「語ろうや DREAM(夢)」の頭文字を取って名づけられた「KATADORI」。
関西学院大学の栗田ゼミ(中小企業班)に所属する学生たちが大阪の中小企業を訪問し、経営者を取材して記事化する学生企画です。
今回取材させていただいたのは
株式会社中野鍛造所 代表取締役徳田勝也さん
会社は尊敬できる社員がいてこそ!
「働いている人はプロじゃないとダメ」
「リスペクトされる、また仕事を出したいと思ってもらえるような会社にしたい」
中野鍛造所の2代目社長・徳田社長の言葉です。
徳田社長がこう思うようになったきっかけは、時代と共に働き方が変化してきたこと。働き方の変化のひとつに、新しい製造業の形として自社のWEBサイトを開設したことを挙げてくださいました。それによって、お客様から直接多くのお声を聞けるようになったそうです。
「社長は会社の未来を見据える羅針盤の能力だけあればいい」「社員はオールを漕いでくれている、つまりお客様満足度を向上させるために最大限やってくれている」「会社は社会の公器である」徳田社長の口からは何度も「~してもらっている」という言葉があり、社員思いの姿勢が印象に残りました。感謝と尊敬をもって社員に接しているからこそだと感じました。
社員の最大限の力を引き出すことが社長の役割であり、その環境を作ることが大切だという徳田社長のスタンスがひしひしと伝わってきました。
ものづくりは何よりも“信頼“!
「社長にとってものづくりとは?」の質問に「それは信頼やわ」と即答された徳田社長。
「モノは裏切らない」「愛情をこめて作ったモノには魂が宿る」「魂込めて作ったモノは、永遠に残る」「モノに対して日本人は愛着がとてもある」その考えは他社と競争することで磨かれたのだとか。
人一倍、愛情を込めて作る徳田社長の強い思いを感じました。
夢は「鍛造の知名度&社員の年収アップ」!
徳田社長はまた、海外のイベント出展時に外国人の「人と同じことをするのが嫌」といった考えに刺激を受けたそう。
「人の真似をしたり受け身でいるのではなく、宿命を受けてどう生きるかは自分次第だ」「夢は鍛造の知名度+社員の年収アップ」「そのためにも自社や自分のレベルアップが必要だ」とおっしゃっていました。
会社の未来を想い、社員を信頼し、ものづくりを愛する徳田社長、この度は貴重なお話をありがとうございました!
株式会社中野鍛造所
(本社)東大阪市中野1-20-5
TEL 072-961-6925
https://www.nkn.co.jp/
1963年創業、黄銅を中心とした非鉄鍛造のエキスパート企業として独自の熱間鍛造技術を追求。1990年代から社内に一貫生産システムを構築し、高精度金型製造と熟練の鍛造技術でハイレベルなご要望にスピーディーに対応している。