MOBIO主催イベント
【産学連携】2026/03/13(金) 15:00〜 17:00
【MOBIO-Cafe】産学連携セミナー<大阪産業大学> 人を育てて、利益を生み出すゲンバをつくろう!
「グワーッと削って、キュキュッと締めこんで、シャシャッと磨いといてや。」
もしかして、こんな教え方をしていませんか?
今の経営層やゲンバの責任者は、昭和の時代にビシバシ鍛えられた世代の方が多いのではないでしょうか。
「見て学べ」、「行間を読め」といった非言語・非定量の教えのもと、自らの試行錯誤で現在の立場を築かれた方もいらっしゃると思います。
昨今、そのような方が若手や後継者育成に悩まれているようです。
上の世代から懇切丁寧に教えてもらった経験がないため、ご自身の技術やノウハウを教える術がないというのが実情です。
教えることが下手で人が育たない組織では、
・人が定着せずに採用コストがかかる
・自社の大事な技術が失われてしまい、競合との差が損なわれる
・事業継続が難しくなる
といった弊害が生じます。
そこで本セミナーでは、これらの課題に対し、講師が専門とする人間工学や材料工学に基づくアプローチを紹介します。
まず、データから見た少子高齢化や、団塊世代・Z世代・X世代それぞれの特徴を分析し、人材が定着する会社とは何かを知ります。
次に、コスト抑制に貢献する腕利きの技術者を育てるための「教える」、「指導する」を考察します。
そして、熟練者の動作解析や「技」の形式知化の取り組みを紹介します。熟練者が無意識に行っている作業を計測・数値化することで、難易度の高い業務を分解・言語化した事例を取り上げます。
最後に、大学と連携して研究を行う際の手順や資金、大学活用のポイントもご案内します。
この機会に、熟練者のカン・コツを見える化・業務分解し、生産性の高い腕利きを育てて、利益体質の経営をめざしませんか。
■イベントのチラシはこちら
対象者
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大阪府内ものづくり中小企業、支援機関 等
特に、中小企業経営者、経営層、製造現場責任者、教育担当者の方★こんな方にオススメです
・現場の高齢化が進み、若手への技能伝承ができていない方
・現場の属人化が進んでおり、業務の標準化や言語化ができていない方
・業務や技術をきちんと教えてもらった経験がないため、自身が教えることに不安がある方
・計測技術やITを活用して、自社の技術継承システム構築や教育体制の強化を検討したい方。
・採用や育成コストの増加にお困りの方
開催概要
プログラム
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<セミナー>15:00~16:20
■人材が定着する会社とは
・データから見る少子高齢化
・Z世代の特徴
・団塊の世代、X世代の特徴■コスト抑制に貢献する腕利きの技術者を育てる
・ものづくり現場での「教える」を解体する
・指導者は自分の指導をどう思っているのか■情報機器を使った計測が指導に与える影響
・計測事例1:自動車修理板金塗装
・計測事例2:国宝・重要文化財修理■大学と行う研究の実際
・手順とお金
<ポスターセッション>16:30~17:00
発表者への質問および産学連携コーディネーターとの情報交換
登壇者
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高井 由佳(たかい ゆか)氏
大阪産業大学 情報デザイン学部 情報システム学科 准教授2011年 京都工芸繊維大学工芸科学研究科博士後期課程修了/博士(学術)
同年 大阪産業大学に着任
在学中より京都の伝統工芸の匠の技の解析に従事
現在、暗黙知・身体知の教育システム、感性価値測定に関する研究に従事


