MOBIO-Cafe開催案内
【MOBIO-Cafe】2024/10/29(火) 14:00〜 16:45
【MOBIO-Cafe】<オンライン開催>MOBIO産学連携 合同シーズ発表会
MOBIO産学連携オフィスでは、中小企業のみなさまの技術開発や技術の高度化を支援するため、大学・高専との産学連携を推進しています。
MOBIO産学連携オフィスと連携している大学より、<ものづくり・機械><化学・素材>の分野における最先端の研究シーズをご紹介します。
新しい視点やアイデアが見つかるかもしれません。
新たなビジネスや商品開発をお考えの企業のみなさまは奮ってご参加ください。
■イベントチラシはこちら
対象者
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下記のような方におススメです
・大学の持つ研究成果に関心がある
・自社では解決できない技術的な課題がある
・新製品、新技術の開発に取り組みたい
開催概要
開催日時 | 2024年10月29日(火) 14:00~16:45 |
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開催形式 | Zoomによるオンライン配信 ※お申し込み完了後、視聴URLを記載した受付票メールをお送りします。 |
定員 |
50名 ※満席になり次第、締め切ります。 ※ユーザー登録1件につき1名様しか参加できません。 |
申込締切日 | 2024年10月28日(月) |
料金 | 無料 |
お問合せ先 | 公益財団法人大阪産業局 MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)
〒577-0011 【担当】田中 宏明・葛原 |
プログラム
- 14:00【開会あいさつ】
■発表テーマ:ものづくり・機械
14:05~14:20「摩擦攪拌接合の解析技術開発による継手欠陥予測とツール形状最適化」
<登壇者>大阪公立大学 工学研究院 准教授 生島 一樹 氏
本研究では、独自の解析技術を開発することで、通常の解析手法では困難な摩擦攪拌接合時の継手とツールの力学的挙動の予測を実現しました。
本発表では、開発した解析手法の概略や特徴を説明するとともに、本解析手法を活用した摩擦攪拌接合時の継手の欠陥の予測などについて紹介します。 - 14:20~14:35「実験室内での機械部品の振動再現技術」
<登壇者>同志社大学 生命医科学部 医工学科 教授 川口 正隆 氏
建設機械等の産業車両の部品振動を実験室で再現し、耐久性や強度を検証できれば、製品全体の開発効率(期間、費用等)を向上させることが可能となります。
本研究では、部品を固定するフレームを解析モデルに置き換え、実時間数値シミュレーションでアクチュエータを駆動することにより、部品振動を再現する技術を開発しています。
14:35~14:50「ボールエンドミルの切削痕を用いた表面機能の付与と向上」
<登壇者>摂南大学 理工学部 機械工学科 助教 寒川 哲夫 氏ボールエンドミルを用いた切削加工では、多角形状の切削痕が創成されます。
切削痕形状は面粗度に影響を及ぼしますが、加工面機能の向上にも活用できます。
発表では切削痕形状の制御方法、および、切削痕形状が加工面の濡れ性や光沢といった機能性に及ぼす影響について紹介します。
本技術はターンミリングにも活用可能です。
14:50~15:05「段差や隙間に対応可能な車椅子」
<登壇者>大阪産業大学 工学部 交通機械工学科 特任講師 浅田 晴香 氏本研究で開発した試作車椅子は手動車椅子にも関わらず、大きな段差隙間を小さな力で上り下りすることができ、特許を取得しております。
また、日常の自走移動だけでなく、介助車椅子や災害時などの移動にも応用可能です。
現在は試作段階であるため、今後商品化を視野に進めていきます。15:05~15:20「金属3D造形物(SUS630)の材料特性」
レーザービーム方式(SLM)の金属3Dプリンタ(松浦機械製作所LUMEX-Avance-25)を利用して、SUS630材の材料試験片を作成しました。造形条件次第では、気孔率が数%のポーラス金属も作成可能です。これら材料の引張試験および圧縮試験を行い、その機械的性質を調べた結果について紹介します。
<登壇者>大阪電気通信大学 工学部 機械工学科 教授 田代 徹也 氏
15:20~15:35「3Dプリンティング技術を応用したモノづくり」
<登壇者>日本大学 理工学部 精密機械工学科 教授 入江 寿弘 氏高齢化社会が進みバリアフリー化は進んでいますが、地方などでは十分な対応ができていません。
そこで、非バリアフリー施設や住居でも移動が可能な次世代モビリティとして、展開車輪を用いて屋内・屋外をシームレスに移動できるプロトタイプモデルを考案し開発しています。
この開発では、3Dプリンターを用いることでフレームや部品を作成し、プロトタイプモデルの実用化をめざしています。
15:35~15:50「半導体微細加工技術を利用した小型デバイスの開発とロボットへの実装」
<登壇者>日本大学 理工学部 精密機械工学科 教授 齊藤 健 氏学内の半導体微細加工が可能な施設を用いて、シリコン製の小型デバイスを開発しています。
■発表テーマ:化学・素材
本発表では、開発した小型デバイスの有効性を示すために、ロボットへの実装例を紹介します。
我々のシーズであるアクチュエータ、センサ、制御回路、電源の応用例を模索しています。
15:50~16:05「粉末冶金技術による複合材料の開発-金属と非金属の複合化」
<登壇者>関西大学 システム理工学部 機械工学科 教授 佐藤 知広 氏粉末冶金プロセスでは金属や樹脂のように異なる材質の原料粉末成分を調整、混合、成形することで新規な複合材を作製できます。
本発表では、銅やチタンあるいはその合金粉末とPLA(ポリ乳酸)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)を混合することで、樹脂用3Dプリンタで成形可能な素材を作製するシーズについてご紹介します。16:05~16:20「液晶性エポキシ樹脂を用いた高熱伝導化技術」
<登壇者>関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授 原田 美由紀 氏熱伝導性の低い樹脂に放熱性を与えるには、規則構造によるフォノン伝導性を付与する必要があります。
今回は、エポキシ樹脂(液晶性を持つ)を構造規制し、磁場や加熱温度により所定の方向の熱伝導性を高めることができる技術を紹介します。
この技術は放熱性接着剤としての利用も可能です。
製品の熱伝導性を少しでも向上させたいと思われている方は、ぜひ聴講ください。16:20~16:35「酸化物材料の熱膨張挙動の制御ーマイナスからプラスおよびゼロ膨張をめざして」
<登壇者>日本大学 文理学部 物理学科 教授 橋本 拓也 氏材料の熱膨張制御は、光学素子の精密な位置決めや構造材料の機械的安定性確保等に必須です。
特に「ゼロ膨張材料」には広範な用途が期待できます。
本発表では、熱膨張/熱収縮酸化物、またはガラス相/異方性熱膨張酸化物の複合化による熱膨張挙動や機械強度の制御・ゼロ膨張材料の開発、およびカチオン部分置換による低熱膨張材料の開発について紹介します。
16:45【閉会】
登壇者一覧
日本大学 理工学部 精密機械工学科 教授 齊藤 健 氏 |
摂南大学 理工学部 機械工学科 助教 寒川 哲夫 氏 |
大阪電気通信大学 工学部 機械工学科 教授 田代 徹也 氏 |
大阪公立大学 工学研究院 准教授 生島 一樹 氏 |
大阪産業大学 工学部 交通機械工学科 特任講師 浅田 晴香 氏 |
同志社大学 生命医科学部 医工学科 教授 川口 正隆 氏 |
日本大学 理工学部 精密機械工学科 教授 入江 寿弘 氏 |
関西大学 システム理工学部 機械工学科 教授 佐藤 知広 氏 |
関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授 原田 美由紀 氏 |
日本大学 文理学部 物理学科 教授 橋本 拓也 氏 |
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