≪主催≫奈良先端科学技術大学院大学　≪共催≫ＭＯＢＩＯ（ものづくりビジネスセンター大阪）

≪協力≫大阪府ライフサイエンス産業課

　新しいものづくりのアプローチとして、近年バイオミメティクス（生物模倣技術）が注目されています。バイオミメティクスとは、生き物が持つ優れた構造や機能をヒントにして、省エネで高性能な新しいテクノロジーを開発する取り組みです。身近なバイオミメティクスの例として、オナモミ（くっつき虫）をまねたマジックテープや、カモノハシの口ばしからヒントを得た新幹線の先端などは誰もがご存じではないでしょうか。

　このように、バイオミメティクスは、必ずしも生体を対象としたものづくりのみならず、幅広く一般に適用できる技術です。今回は、バイオミメティクスによる機能性材料の開発を紹介します。私たちの研究室では、バイオミメティクスの考えを利用し、多くの生き物が持っている抗菌分子（ペプチド）をヒントにして、薬剤耐性を誘導することのない新しい抗菌材料（細胞膜を攻撃する抗菌性ポリマー）の開発に取り組んでいます。

　私たちの開発した抗菌材料は、医薬・バイオ分野のみならず、食品・化粧品のほか、防汚・防腐コーティングとして衛生用品に適用するなど、幅広い分野での応用展開が可能です。本セミナーでは、バイオ産業以外の事業者の方にもバイオミメティクスに興味を持っていただけるようわかりやすく紹介します。

【講　師】奈良先端科学技術大学院大学　物質創成科学研究科 バイオミメティック科学研究室

　　　　　 助教　安原 主馬（やすはら かずま）

【日　時】平成２８年１０月２１日（金）
　　　　　　〈セミナー〉１８：３０～１９：５０　 〈交流会〉２０：００～
【場　所】クリエイション・コア東大阪　北館３階　３０９号室（東大阪市荒本北１－４－１７）
【定　員】３０名程度（先着順・要事前申込、募集締切：定員に達し次第、受付終了）
【対　象】ものづくり中小企業、支援機関ほか
【参加費】無料（交流会参加者は1,000円／人）
【申込み】 ・インターネット：「申込みフォーム」からお申し込みください。

　　　　　 ・FAX：チラシをダウンロードの上、裏面に必要事項を記入して送信してください。

　　　　　　（チラシのダウンロードはこちらをクリック）

【問合先】MOBIO（ものづくりビジネスセンター大阪）　担当：山田、二宮

　　　　　　TEL：０６－６７４８－１０５４　FAX：０６－６７４８－１０６２
　　　　　　E-mail：sangaku@gbox.pref.osaka.lg.jp