事業内容
関西特殊工作油は、金属加工油をお客様ごとのニーズに合わせトライアンドエラーで開発し、少ロットで製造、販売しています。機械や工具の能力を最大限発揮できる油剤を目指して生産効率や生産品質の向上を目指していきたいと思います。
製品・技術の紹介
金属加工は加工油剤で変わります!
ご存知ですか?
専用の加工油剤により効率が大きく向上します。
加工方法が同じでも使用機械の剛性や、能力、加工条件ごと に異なる油剤が必要です。
私たちは最適なタイプを小ロットで開発・製造できます。
・加工内容ごとに……
機械、工具、加工条件等
・ニーズごとに……
防錆、粗面度、脱脂性、臭気、 高速化、難削材、消防法・環境対策等
・使用済の廃油処理もOKです。
消防法における「非危険物」油性切削油
ケミカットF-920シリーズ
ケミカットF-920シリーズは消防法による「可燃性液体類」に指定される高引火点の油性切削油です。油倉庫などの貯蔵設備や生産設備のタンクにおいて危険物の対象から除外されますので消防法上の指定数量に余裕が持てます。
またPRTR指定化学物質や塩素系極圧剤を含有しておらず、ISO14000sの精神に一致する製品です。大手工作機械メーカーの主軸の深穴加工や大手重電メーカーの発電プラントの大物部品加工を中心に水溶性化できない加工等にご使用頂いております。
超高潤滑シンセティック水溶性切削油
スーパークールWS-525R
スーパークールWS-525Rは、従来のエマルションタイプ以上の潤滑性とソリューブルタイプの透明性と耐腐敗性を持った新時代の加工油剤です。
特にスーパークールWS-525Rは、ステンレス鋼のマシニングセンターでの高速加工用として開発したもので、エマルションタイプでは到達できなかった刃先まで十分にクーラントが浸透し高速加工における冷却と潤滑の効果を発揮できます。
テストピースの磨耗痕が大きい程、潤滑性または工具寿命は劣ると思われます。
試験は3回実施し、近似値の2回の平均としております。
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顧客ニーズに応じた高性能なオリジナル油剤を配給
業務内容:高性能で作業環境の改善に貢献する油剤
金属加工時に用いる加工油剤や工業用潤滑油、洗浄剤の製造・販売を手がける。機械メーカーの純正加工油や大手メーカーの製品は大量生産で個別の加工条件に対応しにくい。これに対して小ロットニーズに特化し、顧客の加工条件ごとに求められる必要な性能を最大限発揮する製品を供給する。龍俊行社長は「加工性を高めようとすると錆びやすくなったり、作業者の手荒れや臭気による作業環境の悪化につながる」と解説する。高性能で作業環境の改善に貢献する製品に仕上げるのは難しいが、50年間にわたって蓄積してきた技術でこの課題解決を図ってきた。
強み:油剤の開発は料理のように
「素材の足し算、引き算をして、さらに隠し味を加えて計算式に収まらない味を出す」、龍社長は自社を"料理人"に例える。ユーザーにも"味見"をしてもらいながら作り上げる製品は顧客満足度が高い。昨今は国内で初めて実用化した植物由来油剤「ケミカット F-900」シリーズや、水溶性切削油剤「スーパークール」など低環境負荷で社会的な要請にも答える製品のアピールを強め、存在感を増している。さらにインコネルやチタンなど難削材向けに高い切削性と工具の長寿命化を実現した難削材深穴加工用の切削油剤なども製品化。高い評価を得ているという。
人材育成:将来世代に受け継ぐ技術の深化
龍社長は平成26年から極圧試験器をはじめ各種試験機を導入し、添加剤による挙動の変化を調べて、データの「見える化」に取り組んでいる。切削油は材料の組み合わせが技術の核。このデータがこれからの競争力の源泉になる。さらにデータの充実による将来世代へのスムーズな技術継承も視野に入れる。一方、平成27年は新たにエネルギー分散型蛍光X線検査装置を導入した。これによりサンプル段階から不純物の混入がチェックできるほか、油剤原料や多様化する加工材料の成分分析が可能になった。検査装置の活用により開発コストの削減とスピードアップ、緻密な材料の配合を実現し、より高レベルの顧客ニーズに対応する。
今後の展望:航空業界をターゲットに横展開
航空機分野を中心に難削材や非鉄金属の加工が増加傾向にある。環境規制も厳しさを増し、ユーザーが切削油に求める性能はさらに高水準になっている。国内の航空機産業はこれから期待される市場でもあり、「航空機業界を面でとらえ、部品加工ユーザーと大型工作機械メーカーのつながりを狙ってアプローチしていく」と龍社長。「顧客に合う良い製品を開発していけば、長期間にわたって使ってもらえる関係が築ける」と自信を見せる。
当社の歴史
昭和41年に米国ハングスターファー社の金属加工油を販売する商社として設立。昭和58年、大阪府富田林市中小企業工業団地に工場を建設し、ユーザーニーズに合わせた自社製品の製造販売を始めました。多品種小ロット生産で難削剤や環境規制にも対応する油剤の開発を行っております。
加工条件に合わせ、機械や工具の能力を最大限発揮できる金属加工油を小ロットで製造・販売しています。
主な事業内容
金属加工油や工業用潤滑油、洗浄剤の製造・販売
主な取引先(納入先)
自動車部品、工具、金型、工作機械、重工業、航空機部品各メーカーなど
企業概要
- 企業名
- 関西特殊工作油株式会社
- 住所
- 〒584-0023 大阪府富田林市若松町東3-4-28
- 代表者
- 龍 俊行
- 創業年/設立年
- 1966年 / 1966年
- 電話番号
- 0721-24-2480
- FAX番号
- 0721-23-2307
- 企業HP
社長インタビュー記事(https://www.m-osaka.com/jp/special/002276.html)
- 資本金
- 10,000,000円
- 受賞歴
- 大阪ものづくり優良企業賞(平成27年度)