事業内容
「品質」「納期」「単価」は当たり前。それに「遊び心」をプラス出来れば、より良い焼結体加工が出来ると小段金属(株)は確信しております。「良い仕事」と「遊び心」一見すると相反する事かと思いますが、1ステップ上の仕事の為にあえて、それも良しと考えます。小段金属にとって『オモロイ』が一番の褒め言葉です。
製品・技術の紹介
球結職人だから生み出せる
用途に最適な金属フィルター
●30年実績に基づく最適条件の焼結体加工
●「同時焼結」で焼結部品と金属部品の溶接不要
●積み上げ可能な「積層金網プレート」
●目詰まり除去加工による焼結金属の機械加工
●粗大粒子結合による多孔質体の製作
焼結の匠として、多孔質な金属体の機能特質を生かして、 流体中の不純物濾過、音エネルギー吸収、各種ガス抜き、 防爆、流体の整流化など課題解決の最適部品を提案します。
焼結金属(多孔質)
「低密度」で「高強度」を実現
●小段金属の多孔質焼結
小段金属では、金属の粒を用いて空隙(空間)を大きくする多孔質(ポーラス)焼結体を製造。金属粉(粒)の大きさでエレメント内の空隙(空間)の大きさを調整し、目的に合わせて製造可能。
材質はブロンズ(青銅)・ステンレス(SUS)・純アルミニウム(Al)・純銅(Cu)・純チタン(Ti)・アルミナ(Al2O3)と多様。
1ヶからの試作・研究開発はもちろん数千ヶ単位の量産まで対応。さらに焼結体に合わせた金具の加工・溶接も可能です。
●同時焼結
小段金属では焼結部品と金属部品接合に独自の同時焼結加工を用います。溶接による影響がないため精密センサーにも適用可能。また要望により、独自技術でのメッキ処理も実施可能です
積層金網吸着プレート・ヘッド
磁石につかない素材吸着が可能
●金網が点結合
ステンレス製金網を積層させ焼結処理を施し、点接触で結合したものが積層金網。
小段金属では金網を重ね合わす枚数によって濾過孔を調整します。
剥離目開きも無く加工性、耐久性に優れ、長期使用にも問題なく、繰り返し使用可能です。
また積層枚数も7層まで可能で、型不要の加工も実現し、1ヶからの試作・研究開発にも対応できます。
●吸着プレートに最適
線材を編んでおりどこの断面を観察しても接触面は球面。したがって焼結金属の吸着プレートの様なひっかかりが起こりません。
また表面処理で「フッ素加工」も可能で、水を「弾き」空気を「通す」事もOKです。
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オンリーワンの「革新」焼結金属で世界を切り開く
業務内容:15種類の素材を焼結処理する日本一の加工能力
切削技術を生かしたオリジナル商品「ミニチュアバルブ」の製造・販売で基礎を築き、オイルショックを契機に太陽熱温水器用架台を発案して業容を拡大した。その技術は太陽電池用架台に応用され、政府が唱える再生可能エネルギーの普及に寄与している。焼結金属の開発は昭和55年。コンプレッサーの排気消音器の製造を依頼され、フィルター用に利用したのに始まる。青銅、切り粉状ステンレス材を使用した製品づくりにとどまっていたが、研究開発機能の強化のため新素材開発用焼結機を相次いで導入し、現在はチタン、銅、ニッケル、アルミニウムといった金属やセラミックス、ガラスなどの非金属まで、15種類の素材を焼結処理できるなど、日本国内でも圧倒的な加工能力を誇る。
強み:最先端分野に使われる焼結金属フィルター
「遊び心を忘れずに独創的な発想で常に挑戦する」のが基本方針。
顧客の問い合わせには初めての素材であっても、断ることなく真摯に対応する。
松本亮介関西大学システム理工学部准教授(工学博士)、佐々木恭助岐阜大学客員教授(工学博士)、フルテック(株)古田吉雄社長(工学博士)をはじめ、技術支援を受ける幅広いアドバイザーを抱える。日本初の水素ステーション用重要部品や、宇宙航空研究開発機構「JAXA」に納入した人工衛星・探査機部品、海洋研究開発機構と共同開発した微小粉体回収装置 など、焼結金属フィルターは最先端分野に使われている。
焼結金属フィルター:新素材開発焼結機を導入、研究開発型企業に脱皮
球体の表面だけを微細な温度調節で溶かし、球同士が溶着し結合する多孔質体の焼結金属。焼結分野の90%以上は緻密体が占め、多孔質な焼結金属フィルターは2%程度にとどまる。耐熱、強度に優れ地球に優しいエコ製品で、濾過、吸音など今後の応用展開が期待できる。小回りがきく中小企業の特長を生かし、このニッチ分野を深堀してオンリーワン企業を目指す。平成20年の本社新築移転を第二創業期と位置付け、同25、26年に新素材開発用に焼結機を導入し、研究開発型企業への脱皮を図っている。
今後の展望:ハノーバーメッセで海外進出、医療分野を強化
「平成26年にISO9001を取得、同27年にISO14001の取得を予定し、品質管理、環境管理に配慮した企業を目指し、同28年には中小企業新事業活動促進法に基づく「経営革新計画」を取得する予定。5年後の同31年には世界最大規模の産業技術見本市といわれるドイツのハノーバーメッセに参加し、海外進出の足がかりにする。国内は高付加価値、高機能ニーズが高く錆びない特徴が生かせる医療分野を強化する。
当社の歴史
昭和35年創業、機械加工からスタートし黄銅製ミニチュアバルブで基礎を築きました。オイルショック後太陽熱温水器用架台、ガソリン携行缶がヒットし業容を拡大。再生可能エネルギーの全量買い取りが開始され、太陽熱温水器の技術を太陽電池用架台に応用し、実績を上げています。焼結金属の開発は同55年。青銅、針状ステンレスに材料が限られていましたが、新素材開発用焼結機を相次いで導入し、チタンやセラミックスなど、現在は15種類の素材を焼結処理する日本一の加工能力を誇っています。
社内ラボ機能を最大限に生かし、常に進化する「研究開発型工場」が長所です。
主な事業内容
焼結金属の設計製作、各種金属の精密加工、太陽電池架台の製作、自社ブランド製シールテープ
主な取引先(納入先)
医療機器メーカー、精密機器メーカー、ガス検知器メーカー、医療研究機関、大学等研究機関
企業概要
- 企業名
- 小段金属株式会社 焼結金属部門
- 住所
- 〒547-0002 大阪府大阪市平野区加美東2-6-6
- 代表者
- 代表取締役社長 小段 勇
- 創業年/設立年
- 1960年 / 1980年
- 電話番号
- 06-6791-9023
- FAX番号
- 06-6794-5524
- 企業HP
焼結金属HP(http://www.shouketsu.com)
社長インタビュー記事(https://www.m-osaka.com/jp/special/002427.html)
バブリングに特化したサイト(https://www.bubbling.jp/)
- 資本金
- 10,000,000円
- 主な取引先
- 医療機器メーカー、精密機器メーカー、ガス検知器メーカー、医療研究機関、大学研究機関、
- 受賞歴
- 大阪ものづくり優良企業賞(平成26年度)技術力部門賞
ISO9001認証取得
関西IT百撰