自社固有のコア技術を活かして、展示品の開発・製造に至ったお話などをMOBIOコーディネータが直撃インタビュー。
身近なところにあるヒントに気づいていただけると嬉しいです。
(株)河島製作所 https://www.m-osaka.com/jp/exhibitors/1045/
プラスチック製品の企画から射出成形をメインに、金型設計から成形、インクジェット印刷等をトータルで生産対応されている同社。
昨年の緊急事態宣言当初、感染予防に欠かすことのできないマスクやフェイスシールドの不足により、成型メーカーである同社に多方面から要望の声が上がり、開発・製作に携わる決意をされた。
開発当初は固定タイプ(可動しないタイプ)のフェイスシールドの製作を行った。
フィット感を第一に優先させたが、人の頭も十人十色、大きさや、性別、おでこの凹凸具合などで形が異なる為、3Ⅾプリンターで様々な立体形状のモデル製作を行い、平均的な形状を見出した。
また、成形樹脂の材料についても、付け心地の良い材料グレードを選定する必要があり、各メーカーのグレード品毎に試作金型を作製し、最も着け心地の良い材料を選定した。
また、可動するタイプのご要望も多くあり制作を始める。
固定フレームを共用し、はめ込み式の可動フレームを取り付けることにより実現した。
設計からトータル成形品をスピーディーに生産可能とする同社が、多くの方の「声」で作り上げた製品といえるでしょう。
スゴ技製品を紹介している「技あり企業の十八番(おはこ)展」は、MOBIO常設展示場2階で開催中。
常設展示企業18社の製品をご覧いただけます。企業一覧はこちらをクリック。
[展示期間]令和3年3月8日~令和3年8月31日まで
[開館時間]9:00~17:00(土・日・祝祭日休館)
(ただし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、10名以上での見学受け入れは中止、かつ他府県からのご来場はご遠慮ください。)