12/22のMOBIO-Cafe Meetingは、常設展示場に出展のものづくり企業3社(サトーセン様、新光工業様、川上製作所様)のプレゼン。オンリーワン製品の技術をお持ちの3社のお話は新鮮で、みなさん製品を覗き込んだり質問したり、とても内容の濃い勉強会となりました。
※最初に、12/18に発行されたMOOV,press15号のご紹介。MOBI6にご登場の新光工業さんの記事と、モビオカフェミーティングの報告記事もご紹介させていただきました。Web版でもぜひご覧ください。(15号はこちら)
<発表企業>
1. (株)サトーセン
産業用の『プリント基板』に特化した製造会社。大阪市西成区の工場で製造するメイドインジャパンを売りに、創業から約80年めっき製品製造会社として海外の大手企業との取引するまでに成長したサトーセンさん。
金99.9%の純度の高い『金めっき基板』を製造する技術は他社に負けない強み。製品の稼ぎ頭は、スマートフォンの一部の基板だが、一般プリント基板に加え、LED発光サポート、高周波のノイズ低減、放熱する特殊プリント基板など、試作から量産までプリント基板の事なら何でも相談にのってもらえます!!
2. (株)新光工業
軸のあるスクリューコンベアが主流の中、イタリアが発祥の無軸スクリューコンベアを国内でも製造可能な時代になりました!海外でも曲げる事が不可能だった板を曲げる試行錯誤を重ねること約25年、JFEのエバーハード400(とても硬い材質)を曲げて国内唯一の無軸スクリューを製造する機械を完成させた。
新光工業さんが製造するスクリューは海外製品よりさらに硬い材質でとても丈夫。軸のあるスクリューと比べると約3倍(1時間に20t)の運搬能力があり、汚泥だけでなく、粉末パウダーを運搬したり、垂直の急こう配搬送可能な世界最先端の搬送テクノロジーです。
Moov,press15号、新光工業さんのMOBI6(モビロク)記事はこちら
3. (有)川上製作所
摩擦圧接という新しい技術を利用して加工するようになって約10年。摩擦圧接は、材料どうしを回転し擦れる熱で結合させる技術で、低コスト・短納期で高品質の圧接した製品を作ることが可能。異種金属の摩擦圧接接合について聞きなれない加工法ですが、動画も使い参加者のみなさんに製品を実際に触ってもらいながら分かりやすくご説明いただきました。
川上社長は、『世の中にある材料の組み合わせは無限。素材の組み合わせる事でオリジナルの素材ができ、そのオリジナル素材から製品を作ることで自社でオンリーワン製品を作ることが可能になる』
と、ものづくりの可能性を無限大にする自由な発想は、聞いていてとてもワクワクしました。
プレゼンは時間延長してしまう程でしたが、場所を移しての交流会でも新しい技術についてさらに質問したり、名刺交換、情報交換をして今年最後のモビオカフェミーティングも大盛り上がりでした!
※次回のMOBIO-Cafe Meetingは、1/8(金)18:00~。
『近畿大阪銀行ものづくり企業展』。近畿大阪銀行のお取引先などが集結し、以下12社の企業様がプレゼン予定です。
<発表予定企業>
三島金型(株)、三元ラセン管工業(株)、北陽電機(株)、(株)リンク、(株)アサヒ工作所、西尾鉄工所、テクノグローバル(株)、(株)西電通、シケン(株)、河陽電線(株)、菊水テーブ(株)、(株)AMC
申込・詳細はこちらから
※年末年始 休館日のお知らせ
MOBIOは、2015年12月29日(火)~2015年1月3日(日)までお休みをいただきます。
新年は、2015年1月4日AM9:00から通常通り開館しておりますので、宜しくお願い致します。