フォトエッチング加工とは、フォトリソグラフィー技術を応用して化学的に金属を溶解する加工法です。
•バリや歪みのない精密部品が出来ます。
•あらゆる金属に高精度の加工が出来ます。
•機械加工で困難な形状の製品も製作可能です。
•試作品から量産品まであらゆる需要に対応できます。
•パターン製作費は金型製作に比べ極めて安価です。

エレクトロフォーミング加工とは、フォトリソグラフィー技術とメッキ技術を組み合わせ超微細なパターンを有する金属板を形成する技術です。蒸着用マスクなどに使用されます。

近年、大学等研究機関より、益々微細化の要望が高まりつつあります。冨士精密工業では高い描画技術により加工技術の確立に努め、各方面のご要望にお応えしております。

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フォトエッチング加工やエレクトロフォーミング加工により、半導体関連部品や印刷関連部品など多様な精密部品を製造。機械加工では困難な形状でもバリや反り、歪みのない高精度な加工を実現している。試作から量産まで多様な顧客ニーズに低価格で対応する一方、自社プランド製品の開発にも余念がない。得意のフォトエッチング技術を活用して製造するオートバイ用のラジエーターコアガードは現在の主力製品であり、売上全体の約80%を占めている。国内で同様の製品を手がける企業はほとんどなく、オンリーワン製品ともいえる。

自社で製作したエッチング装置を用いて効率的かつ高精度に加工を行う一方、あえて手作業による加工体制も維持している。機械作業だけでは加工が難しく、精度や納期の面で問題が発生することも少なくない。機械作業と手作業を並行することにより顧客ニーズにきめ細かく対応している。フォトエッチング加工は高価な金型製作の必要がないため、低価格で製品を提供できるのも強みとなる。この生産体制により小ロット・短納期などの厳しい要求にも対応。創業から培われたノウハウと経験が同社のものづくりの礎となっている。

現在の主力製品であるラジエーターコアガード開発のきっかけは、趣味のバイクレース。サーキットを過酷な状況で走るオートバイのラジエーターには、前輪のタイヤかすや砂利などが勢いよくぶつかりダメージが大きい。ラジエーター保護を目的として開発がスタートした。「試行錯誤したが、自分がレースを経験しているからこそ課題や問題、またその解決策を見いだすことができた」と竹見升吾社長は強調する。ラジエーターコアガードは徐々にバイク部品メーカーに受け入れられ、売り上げが拡大。現在では半導体関連の売り上げを上回る第2の柱にまで成長した。

最近は生産体制の整備・強化を図り、設備投資を積極化している。内製化によるさらなるコストダウン、一貫生産による品質管理を徹底的に進め、質の高い製品を効率的に供給できる体制を構築していく方針。他方で、外注先などとの連携を強め、新たな自社製品の開発にも力を入れる。また、アジアをはじめとする海外からの問い合わせも増えており、今後はラジエーターコアガードの海外展開も視野に入れ、外部とのチャンネルを拡大していきたい考えだ。

設立以来、フォトエッチング加工を手がけてきました。当初は半導体関連で大手家電メーカーの下請け業務が事業の80%を占めていました。時代の推移とともに半導体関連からオートバイ関連へと事業を拡大。現在は、既存の技術を生かした自社ブランド製品のオートバイ用ラジエーターコアガードを開発し、展開しています。

あらゆる金属に高精度なフォトエッチング加工を施し、試作から量産まで多様なニーズに低価格で応えます。

フォトエッチング・エレクトロフォーミング加工

大学等研究機関、半導体関連メーカー、オートバイ関連