創業以来、製缶溶接加工や業務用の設備機械・周辺機器の改良、製作などを手がけ、各分野の顧客のニーズにあった特注製品の開発なども引き受ける。
製品は整体器、粉体供給装置、気液混合装置や生鮮食品装置、産業用圧搾機、水素ガス発生装置、産業用廃水等の水処理設備などさまざまな業種に活用される。
この豊富な経験により、小規模ながら機械設計や電気制御設計なども社内完結することを可能にし、常識にとらわれない柔軟な発想により、過熱水蒸気発生装置の大容量かつ高効率な熱交換器を始めとした、新しい装置の独自開発に成功した。
過熱水蒸気発生装置は、小型、軽量、安全で大容量(蒸気流量max120kg/h)の飽和蒸気を、わずか数分で600度の高温過熱蒸気にし、常圧下で連続的に発生させることができる。
熱源は蒸気なので、環境に優しいクリーンなエネルギーで過熱蒸気の特性上乾燥能力に優れ、低酸素状態であるため、煙や臭いがほとんどなく、二酸化炭素の発生も抑制できる。そのため、煙を抑制し生ゴミの炭化や発泡スチロールの減容などを実現し、従来の熱源より効率的なことから、ランニングコストの低減を実現する。
同社は長年にわたり、多種多様な業種の顧客のニーズにあった特注製品の開発の依頼を受けてきた。その豊富な経験を技術として吸収し、機械設計や電気制御設計等においても、全て社内で完結できる。
常識を超越した柔軟な発想で小規模のメリットを最大限に生かし、長期に渡る不況の中を生き抜いてきた。これからも「ものづくりの総合診療科」として様々な技術を吸収し、顧客のいかなる要望にも臨機応変に対応できる企業を目指している。
同社が既に行った予備試験では、常圧過熱水蒸気発生装置の技術はRDF燃料等の無害化処理、ダイオキシン・PCB等の脱塩素無害化処理にも応用可能なことを確認しており、将来性のある優れた技術であると確信しており、常圧過熱水蒸気式連続炭化処理設備の実用化に向けた評価・実証を通し、本格的な事業化に向けて取り組みたいと考えている。
今後も過熱水蒸気装置メーカーとして環境との調和を図りながら、国際的な視野を広げて新しい事業展開を目指しており、技術で社会に貢献し、世界で勝ち残る企業、顧客に重宝がられるものづくり会社として、柔軟性のある提案型の装置メーカーを目指す。
野村技工株式会社
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代表取締役社長野村 正己
- 住所/〒577-0835大阪府東大阪市柏田西1丁目14-15
- TEL/06-6722-0967
- FAX/06-6736-1247
- 創業/昭和36年4月
- 設立/平成17年6月
- 資本金/1,000万円
- 従業員/5人
- HPアドレス/http://www.nomura-genesis.com/