主力製品は、通気性・雨漏り防止により家の耐久性を増すための役物製品群。さらに、技術者の減少による施工納まりのバラツキをなくすため、省施工部材を開発、年間1373万本を生産し、12,050種の出荷製品を供給している。
顧客は仙台から沖縄まで約760社と幅広く、ハウスメーカー・建材メーカー・建材商社・瓦メーカーのうち、大手メーカー等からのOEMが40%と工事店からの特注製品が31%、自社ブランドの規格製品も29%を占める。
技術の提案営業が評価され、戸建て住宅向けの「カラー鋼板製の水切」では、国内売上シェアトップを誇り、最近では戸建て住宅用太陽光発電パネルの施工部材も手掛けている。
1899年に創業し、取付鈑金で得た知識・技術を活かして1969年に株式会社米田鈑金工作所を設立。蓄積された情報・技術による一貫生産システムにより、OEMや自社ブランドの商品提供を行う。
主に建築資材の内外装に使用されるカラー鋼板の加工製品では、多品種・少ロット、さらに大量生産が可能だ。自社で設計しているため、顧客のニーズによる特殊な納まりなども1個(本)から対応できる。
加工が難しい0.27mm〜0.8mm厚の極薄板塗装鋼板も、高性能な鋭金属加工機械と豊富な特殊ベンダー金型を取り揃えて、加工を可能にした。長年培ってきた板金加工技術・ノウハウを駆使して、顧客の要望に応える複雑な形状・品質要求の高い製品を作り続けている。
また、高度な技術により、カラー鋼板の平均1秒間に1個(本)生産するスピーディ-なキズレス加工も得意とし登録特許4件を有する。最近は大手企業との研究開発連携を深め、新製品開発につなげている。
材質・塗膜・板厚・色も豊富なカラー鋼板材料を常時在庫しているため、顧客からの受注にスピーディーな対応ができる。さらに多品種・少ロットだけでなく、大量受注にフレキシブルに対応するための一貫生産設備と、多様な設備も豊富に揃えるとともに、関西、関東、中部の三カ所の生産拠点により迅速な顧客サービスが可能だ。
自社ブランド商品については、毎年、主要顧客50社に対して顧客満足度調査を実施している。自社の商品やサービスに対する顧客評価を客観的に把握し、改善を図ったり、新商品等に反映することで、顧客の満足度の維持に務める。
施工現場の労働人口が減少するなか、簡単に施工が出来る商品(省施工商品)を拡充している。商品ラインナップの拡大を見込み、バーコード管理、電子による受発注管理の実施も徹底。更なる製品成型の自動化と最新鋭の機械を常に導入することにより、技術者と品質の確保を目指す。
現在同社では、平成32年の省エネ基準完全義務化に向け、基準を満たす新たな工法、建材についての商品開発を進めている。自社の取り扱い材料を生かし、リフォーム市場の拡大を見込んだ開発と市場シェアの獲得も狙っていく。
株式会社ヨネキン
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代表取締役社長米田 勝浩
- 住所/〒594-1144 和泉市テクノステージ1丁目5番7号
- TEL/0725-51-3030
- FAX/0725-51-3040
- 創業/明治32年
- 設立/昭和44年10月
- 資本金/8,000万円
- 従業員/143人
- HPアドレス/http://www.yonekin.co.jp